嘘と真実が87 ページ37
プルルルル…プルルル…ガチャ
「やほやほー羅月くんだよぉ〜！」
駅のホームで電車を待つ僕
まだ時間は少しあったから、これから１ヶ月お世話になる向こうの人に連絡しようと思ったのだ
で、上記の挨拶をしたら、本当に電話出た？ってくらい、返事が帰って来ない
『・・・・あぁ、びっくりした
いきなり日本語で話かけれてちょっと認識が遅れたよ・・・』
やっぱりいきなり連絡するのはダメだったか
「でも元気そうじゃないかっ！」
『そっちもね・・・
で？何でいきなり電話を・・・・？』
「うん、最近顔も見てないから、今日からそっちに遊びに行こうと思って」
そう言った途端、向こうからガタッ！という音が聞こえてきた
大方、驚いて立ち上がろうとしたら、机に膝でも打ったんだろう
「大丈夫？」
『全然・・・・
いったい全体、どうして急に・・・・』
「だから顔を見るために」
『はぁ・・・わかった、こっちもアイツに話を((「あ、それはいい。驚かせてやりたいからねっ！」
そうか、じゃあもう切るよ』
「うん。バイバイ」
ピッ
電話を切り、スマホをポケットにしまう
あぁ、後一分で電車がくる・・・・と思っていたその瞬間・・・
「羅月っ！！」
息を切らして、ホームに現れたのは真昼だった
可笑しいな、真昼には何も言わなかったのに……
そんな言葉が頭をよぎった
「何も言わずに行くとか・・・！卑怯だろ！
ちゃんと俺と向き合えよっ！」
「行くのは１ヶ月くらいだし・・・
何をそんなに焦ってるのさ・・・・」
「何で何も言わなかったんだよっ！」
「高校には長期の欠席届けも出したからその内わかるかなーって思ってたんだけど・・・
まさかホームにまで来られるなんて・・・」
あはははと、笑うけど真昼は相変わらず厳しい顔をしている
「本当は・・・どんな顔で言えばいいかわからなかったんだ
昨日の真昼を見たら・・・・僕も覚悟を決めなきゃと思って、ケジメを付けてきたんだ」
「ケジメ・・・・？」
「いつかバレる事だったけど・・・・
僕、椿に酷い事言ってきたんだ」
「椿っ・・・！？
お前、椿と会ったのかっ！？」
「怖かった・・・
椿と知り合いの僕を真昼が嫌う・・・
真昼と知り合いの僕を椿が嫌う・・・
真昼からすれば、椿は酷い奴だろうね・・・」
でも、あの子はただ・・・・
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いないな(プロフ) - 流石に更新を一ヶ月にはしませんので大丈夫です でも、こうして作品を好きと言ってくれる人がいると嬉しいですっ！ ありがとうございます！ (2016年2月9日 22時) (
レス) id: a97d4a52ea (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - とても面白かったです！もしかして更新も１ヶ月後っていうのはないですよね！？あったら泣きます笑更新頑張ってください！ファンになりました笑 (2016年2月9日 20時) (レス) id: b86fcfd3c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いないな | 作成日時：2016年1月29日 0時
