検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,887 hit

5話 ページ6

扉の向こうには、美少女が座っている。
いや、もう一人いるのか。
彼は、強烈な赤い髪、がっしりとした身体、腰には剣をさしてある。
護衛の人か?

「彼は、ムー。今は、付き添いとしているだけよ。」
ちょっと、彼をじっと見すぎていたようだ。
視線に気づいて、彼女が紹介した。

「ムー・アレキウスと申します。
普段は、ファナリス兵団団長を務めております。」
彼は、なぜか私に対して、腰が低い。
ここでの生活で、これほどまでに丁寧に挨拶をされたのは初めてだ。
「・・・初めまして。」
戸惑いすぎて、そっけなく返事をしてしまった。
さりげなく、相手の様子を伺う。
あまり、変な顔されてはいない・・・かな?
まあ、今は、彼女の方に用があったはずだ。

私は、彼女の方へと向き直す。
話始める合図と受けとったらしい。
まず、自己紹介をし始めた。

「私は、シェヘラザード。この国の最高司祭です。」
初めて会った美少女が、最高司祭だった。
この部屋に入ってきた時から覚悟していたが、
やはり、衝撃的だった。
少女が、かなりの役職持ちということとか、
世の中、自分の常識が通じないこともあるんだろうと感じた。


続く

6話→←4話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:マギ , トリップ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アスカ | 作成日時:2017年8月15日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。