敵向きの個性【爆豪勝己】 (ページ35)

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33話ページ35

「ただいま～」

「お帰りなさい…ん？」

黒霧さんは私の手元を見た

「その犬、どうしたんですか？」

「拾いました‼」

「ところで、掃除終わりましたか？」

「はい終わりました」

「よかった…まだ終わってないとか言われたらどうしようかと思いました」

そんなことを話していると、奥から死柄木さんが出てきた

「…おいA…それどうした」

「拾いました‼可愛いですよね～」

「は？…まさかここで飼うんじゃないよな？」

「え？ここで飼うに決まってるじゃないですか」

「捨てろ」

「嫌です」

さっきから何回も飼いたいって言ってるのに、死柄木さん普通に無理って言ってる‼

「こうなったら…」

「⁇」

「飼いたいです‼」

「いいぞ」

「よっしゃー‼」

私は大きくガッツポーズをした

死柄木さんは最初、ポカンとしていたけどすぐにハッとした顔になった

「…お前…個性使ったな」

「大正解～」

「捨てろ」

「えっと、名前何にしようか～」

「無視すんな」

「あっ！ぽん太にしよう！」

「おい」

「今日からお前はぽん太だぞ～」

「ワン！」

「……」

死柄木さん、そんな冷たい目で見ないで…