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テヒョン side
夢中になってゲームをしてた
ジミナが飲み物を取りに立ち上がり
暫くしてペットボトル片手に戻ってきた
「 Aは？ 」
「 そこにいるでしょ？ 」
「 いないけど 」
「 え？ 」
コントローラーを投げ捨てキッチンへ向かう
出しっぱなしの料理器具
椅子に掛けられたエプロン
Aがいない
ど こ に い っ た の
スマホを出して電話をかける
彼女が設定しているハズの着信音は
「 嘘でしょ 」
テーブルの上で鳴った
「 Aがいない！！ 」
「 さっきから言ってるでしょ 」
「 どこ行ったの！？ 」
「 買い物に行ったんじゃない？ 」
「 そしたら僕に一言言うでしょ！！ 」
「 取り敢えずもう少し待ってみよう 」
「 っでも！ 」
「 お前が探しに行ってすれ違ってもいいの？ 」
「 やだ 」
ジミナの言葉に首を横に振りソファに座る
Aのいない部屋は広すぎる
時計の針の音が一層大きく鳴った
その時玄関のドアが開いた
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作者名：胡桃 | 作成日時：2021年1月10日 2時
