悪役 おもてなしされる ページ12
さて問題です。俺は今なにをしているでしょうか。はい正解は仲良くご飯を食べ終わったところでした〜!そう顔がほぼ似てる野郎6人とな!!!!!!
6ってのがまた嫌な数字。俺たちの邪魔ばっかりしてくるやつらとおんなじ人数。
こいつらがまたよくしゃべる。
ピンクはなんか他の5人と違ってなんかおしゃれだし黄色はなんかよくわからんし紫はさっきみたいに静か。けど青に当たりが強い気がする。
そんな青はこの俺に精神的ダメージを入れに来るわ緑はたまにこちらをじっと見てくるけどあんま俺にかかわりたくない感じがした。
赤はアホなのか幼稚なのかわからんとにかくフレンドリーすぎるやつだった。食ってる途中も乳がでかいのが好みかケツがでかい方が好みか肩をバシバシ叩きながら聞いてくる。
そんなこいつらも食い終わって各自自由に過ごしている。
実を言うと‥‥おいしかった。別に食事取らなくても俺いけるやつだけどおいしいよザ・家庭の味。
でもまさか6つ子とは‥‥お母さん頑張ったな…。その歳なら本来は子供の飯まで見なくていいだろうに。
んでこいつらはニートってか。この野郎。本来ならこの6人から搾り取ってやりたいところだがそんなことをしたらこのお母さまが悲しむ。‥‥え?さっきから悪役らしくないですって?馬鹿野郎さすがに仁義は有りますよ。さすがに助けて頂いてる身だからね。きっちりそれに見合った礼を返さねぇと。
−ピピピッピピピッ
緊急ニュースです。現在○○にて原因不明の爆発がありました。近隣の皆様は決して外へは出ず身の安全を確保してください。繰り返します。現在…
そんなこんなでお母さまのお手伝いに洗い物をしてるとつきっぱなしのテレビから音声が響く。
そうこことは遠くない地域で爆発があったらしい。ま、どうせ原因はおれの身内だろ。これ終わったらお暇するしあとで様子見に行くか。
「よし。パチンコ行ってくる」そういって急に立ち上がったのは赤色。…さっき出るなっつてただろ知らんぞ。お前らも行こうぜと話す赤色にみんな怠そうに立ち上がってぐちぐちと文句を言いながら外へ出て行った。
‥‥え、行くの?君たち。え、マジで外出たやん
「あぁやって急に外に出るのよ。はぁこれだからニートは」
そうため息を大きくつくお母さま。
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ヤミー | 作成日時:2018年12月10日 17時