【名探偵コナン&暗殺教室】全-貴「天才ワケあり少女は探偵でトラブルメーカーで触手持ちで…」貴「もうそれいいこと無いじゃん！！」渚「愛され少女です（苦笑」

二十二時限目 私の過去の時間 ページ29

そう、あれは5歳の頃。

実父が死に、実母が再婚した月の終わりごろ。

新しい父親は最悪だった。

「何やってんだ！お前は部屋から出てくるなって言っただろ！」

なんて無茶な理由を付けては殴った。それも、何度も何度も…。

酒癖も悪く、酔いつぶれる寸前になったときは最悪だった。

包丁を取り出すこともあったし、私の全身が青黒くなるほど殴って骨を折ったこともあった。

さらに5年後、虐待は激しくなる1方を辿った。

だから死のうと思った。

だけど…死ねなくて、祖父母が住んでた家に駆け込んだ。

祖父母は5歳の頃の実父の葬式以来会ってなかったため、大層可愛がってくれた。

実母と義父が逮捕されたと聞いたのはそれから暫くした頃だった。

祖父母は私が12歳になってから幸せそうに死んでいった。

遺産は全てを私に残す。と書いていたらしい。

私のバカ娘が悪いことをしたから…。

ある日、町をブラブラと歩いていたとき…。

意識がふっと遠くなった。

薬を嗅がされたんだと分かった。

ここから、話すのはとてつもなくあり得ないこと。

恥ずかしながら、全く覚えてない。

目が覚めたら路地に寝てて、触手が付いていた…としか言いようがない。

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