本能の牙【M.Yosinori】 (ページ18)

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急展開ページ18

正門 side

何があったのだろうか。

今日は朝から稽古だった為いつも通り30分早く来てギターのチューニングをしていた。

そしてゾクゾク人が集まってくる。
ここまではいつもの光景。

その後が問題だった。

ダメもとでいつも通りみんなにおはようと声をかけるように
名前にもおはようと声をかけた。
すると

名前「あ、おはようございます。今日もギター絶好調ですね」

なんてみんなと同じように返事が帰ってきた。

さすがに周りのみんなも驚いてこっちを見ている。
丈くんなんか

藤原「お、おま！熱でもあるんちゃうか？！」

名前「戻に戻っただけやないですか…！」

藤原「変な薬飲んだか？」

名前「飲んでないです！」

藤原「正門に脅されたか？」

名前「脅されてもないです！…なんや、正門くんと仲良くしたらあかんのですか？」

あ、久しぶりに聞いた。
久しぶりに名前が俺の名前を口にした。
それだけでこんな嬉しいとか俺も飛んだアホやなぁ。

西畑「正門、よかったやん」

正門「おん…大吾の入れ知恵？」

西畑「ちゃうわ！名前の中でなにかふっきれたんちゃう？」

正門「そっか、ならよかった」

西畑「浮かうかすんなよ」

正門「おん、大丈夫…！」

前みたいに戻った。
けど、俺だけやろうか。前とは1つ何かが違う気がする。
違和感がある。
なにが違うんやろ。