○○しないと出られない部屋「ジェノス」 ページ1
い好きな人の特徴を5つ言わないと出られない部屋」に閉じ込められた私たち
周りは白く何もない
あるとすれば出口だろう目の前に立つ白い何の変哲もない扉だけ
ジェノス君が未だに扉を攻撃し続けているが開く様子はない
その様子をジッと見ていると、目があった
「っ」
ギラリと睨まれすぐ目をそらされる
・・・アカン
私ジェノス君に嫌われてたんだ
好きなところ5つ言わなきゃ出れないのに嫌われてるなんて
一生部屋から出れないな
いくら攻撃しても掠り傷すらつかなくて諦めたのだろうジェノス君がこちらへ歩いてきた
やはりこちらを見る目はきつく完全に睨んでいる
嫌われるようなことしてないつもりだったんだけどなんでだよ
脳内で愚痴るが流石に虚しくなってきたのですぐやめた
「ジェノス君・・・あの、この部屋お互いの好きなところ5つ言わないと出れないみたいで」
「・・・・」
おずおずと歩み寄り、上目使い気味に話しかけるが顔をふいっとそらされる
そこまで嫌うの!?
「今日特売日だから早く帰りたいなぁ〜なんて」
ぽそりと呟くとジェノス君の顔つきが変わった
「おいお前
俺が肩を叩くまで耳を塞いでおけ」
ピッとこちらを指さし真面目な顔で言われすぐに耳を塞いだ
面識はあったはずなんだけど名前呼んでくれないのね
いっそ清々しいほど嫌われていて怒りすら覚えなかった
「_________」
ジェノス君の口の動きを見ると、ものすごい速さで動いていて何を言っているのかわからなかった
気になって耳を塞ぐ力を緩めるが話に集中しているのか気づかれなかった
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まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消される事になる行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年12月2日 11時) (レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明日はシチュー×みやせ x他1人 | 作成日時:2018年12月2日 11時