先生！！聞いて！！ (ページ3)

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職員室ページ3

目黒

中に入ればまぁ、お察しの通り。

「康二くんのギャグがウケるようにするには、かぁ…」

「意外と難題やろ？」

「いや、簡単でしょ。そんなの新しくすればいいじゃん！」

「今までずっとこれでやってきたやろ！変えたくないで！」

康二とラウールの会話。外まで響いてました。

「おはよー」

「めめ！おはようさん」

「おはよー」

「ラウール今年どこのクラス担当？」

「ん？三年生だよー」

「身長差えらいことになりそうやな」

「うん、首痛いですって初日に言われた笑」

「そうなん？笑めめは一年生やんな？」

「うん。久々。」

「一年生かぁ。絶対かわいいじゃん！今度覗かせてね！」

「時間が合えばな？」

「うん！あ、めめ、時間平気？」

「あ、やべ」

時計を見れば集合時間の10分前。あと五分後から受付がスタートして自動たちが中に入ってくる。

「てか康二くん行かないとじゃん！」

「ほんまや！行くわ！ほな！」

時計を見て慌てて出ていった康二。ラウールに訳を聞けば一年生を六年生が連れてきてくれるらしい。

「俺知らないんだけど」

「え？そうなの？言ってたよ？教頭先生。」

「マジか」

「とりあえずめめ急ぎなよ。ほらほら！」

「ん、行ってきます」

職員室を出てちらりと外を覗けば長蛇の列。あの中に俺のクラスの子がいるんだなって思って嬉しくなる。

「頑張らないと。」

自分の頬を2度叩くと教室に向かった。