検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:113,287 hit

百三十九話【過去】 ページ5

黒尾side


俺は何も言えなかった。


するとこっちに気づいた研磨が、笑顔を俺に見せた。


研磨「ねぇクロ。猫って綺麗だよね」


黒尾「…は?」


その気味悪い笑顔をこっちに向けるな…。


研磨「白猫ってね。綺麗な死にかたするんだよ」


なんで、こう言うときしか笑えないんだよ…。


研磨「白い毛が、赤に染まっていってさ」


黒尾「…」


研磨はつまらなそうな顔で、俺を見た。


研磨「…そんな暗い顔しないでよ」


黒尾「………は…」


研磨「何」


黒尾「お前はそんなやつじゃねーだろ?!研磨!!」


俺の声は震えていた。


研磨「何言って…ってクロ?」


俺はひたすら走って逃げた。


怖いからじゃない。


辛い…いや、悲しかったから。


黒尾「何で…。何で変わっちまったんだよ!!!!」


俺は家に帰ってすぐに寝た。


*


しばらく研磨に会わなかった。


だが、あいつが今何をしているのか、会わなくてもわかった。


ニュースが研磨のことばかりだった。


…ある日突然一本の電話がかかってきた。


研磨を壊した奴らからの電話だった。


俺はその人達に呼ばれて、公園で待ち合わせをした。


男「ごめん。またせた」


三人ほど男性がきた。


そして一人の男性は俺にこう言った。


力を貸せと。


俺は、仕方なく力を貸した。


それが間違いだったのだろう。


数日後、その人に達に呼び出された。


俺は何故か、目隠しをされて銃を持たされた。


撃てと命令された。


だが、俺は撃たなかった。


嫌な予感がしたから。


俺は殺されたいのかと脅された。


怖くて俺は銃を引いた。





そこに研磨がいるのにも関わらず。

百四十話【過去】→←百三十八話【過去】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (129 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
202人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きんぴらごぼう - 今までお疲れしたーーー!!楽しい時間を過ごさせてもらいました。お疲れさまでした!!新作も頑張ってください!! (2016年1月11日 22時) (レス) id: 4ba2e369b2 (このIDを非表示/違反報告)
トルティーヤ - 瀬見君イケメンじゃんよ…私も思いました(笑)こちらこそお世話になりました!!赤葦も楽しみです!!では、続編へ「レッツラゴー」してきます。本当にありがとうございました!!そしてお疲れ様でした!!では続編で (2016年1月10日 21時) (レス) id: cf55a3ff2e (このIDを非表示/違反報告)
ダークエンジェル(プロフ) - 歩実さん» いろいろ変な点もあったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました!! (2016年1月10日 16時) (レス) id: 093a90d119 (このIDを非表示/違反報告)
ダークエンジェル(プロフ) - アイリータさん» この作品をいままでありがとうございました!最後まで書きあげられたのでよかったです!! (2016年1月10日 16時) (レス) id: 093a90d119 (このIDを非表示/違反報告)
歩実(プロフ) - お疲れ様でした!凄く面白かったです! (2016年1月9日 23時) (レス) id: 219c9cd672 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ダークエンジェル | 作者ホームページ:http://kurorikon  
作成日時:2015年12月24日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。