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百六十四話 ページ31

赤葦side


赤葦「あ、そろそろ行かないと…」


本を読むのに夢中になってた。


俺は本を置いて、リビングに向かった。


黒尾「俺…いい。ツ…キ…食べるか?」


月島「ま…死にたく…いので」


「じゃあ無…矢理食……てあげようか?」


賑やかな声が聞こえる。


Aもいるのか。


俺は少し覚悟してからリビングに入った。


俺がリビングに入ると、Aは肩を揺らした。


黒尾さんは俺を見てニヤッと表示を変えた。


黒尾「赤葦ー。Aが渡したい物あるんだってー」


「ちょ」


Aは顔を青ざめる。


赤葦「…何?」


俺はゆっくり近づいていった。


すると空気を読んだ月島と黒尾さんは、にこっと笑った。


月島「じゃ、俺は失礼します」


黒尾「俺も」


黒尾さんは俺の隣にきたとき、俺を見てボソッとこう言った。


「彼女、悲しませんなよ」


黒尾さんはニカッと笑って、出ていった。


黒尾さんがそういうってことは、もしかして俺、Aのこと悲しませてたのかな…。


Aの方を見ると目をそらしていた。


赤葦「で、何?」


Aはビクッとして、慌てだした。


「あ、はい!え、えと…」


チラッと、Aが後ろで何かを持っているのが見えた。


赤葦「何隠してるの?」


表情をころころと変えるAを見て、面白い気持ちを押し殺す。


「ん?…こ、これ…です」


Aは黒いクッキーを俺の前に差し出した。


赤葦「…何これ」


焦げてるクッキーを見て、俺は苦笑いすることしか出来なかった。


「作った。迷惑かけてたから…ごめん」


そっか。俺が嫌がらせしてるのって言ったから、気にしちゃったかな…。


…まぁ、別にあれはあれで嬉しかったけど。


……にしても、このクッキー頑張って作ってくれたんだろうな。


「…ありがと」


俺はリビングを出た。


月島「お疲れさまです」


黒尾「作戦せいこー」


黒尾さんは俺にニヤッと笑ってからリビングに戻っていった。


黒尾さんもありがとうございます…。


俺はクッキーをひとつ口に入れた。


赤葦「ごほっ…。やっぱりまずいなw」


むせると服のポケットから………が落ちた。


赤葦「…もう準備はいつでも出来てるから…待ってて」


落ちたそれをポケットにしまう。


俺はがまんしてクッキーを全部食べた。

★番外編★〜黒尾デート編〜→←百六十三話



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きんぴらごぼう - 今までお疲れしたーーー!!楽しい時間を過ごさせてもらいました。お疲れさまでした!!新作も頑張ってください!! (2016年1月11日 22時) (レス) id: 4ba2e369b2 (このIDを非表示/違反報告)
トルティーヤ - 瀬見君イケメンじゃんよ…私も思いました(笑)こちらこそお世話になりました!!赤葦も楽しみです!!では、続編へ「レッツラゴー」してきます。本当にありがとうございました!!そしてお疲れ様でした!!では続編で (2016年1月10日 21時) (レス) id: cf55a3ff2e (このIDを非表示/違反報告)
ダークエンジェル(プロフ) - 歩実さん» いろいろ変な点もあったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました!! (2016年1月10日 16時) (レス) id: 093a90d119 (このIDを非表示/違反報告)
ダークエンジェル(プロフ) - アイリータさん» この作品をいままでありがとうございました!最後まで書きあげられたのでよかったです!! (2016年1月10日 16時) (レス) id: 093a90d119 (このIDを非表示/違反報告)
歩実(プロフ) - お疲れ様でした!凄く面白かったです! (2016年1月9日 23時) (レス) id: 219c9cd672 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ダークエンジェル | 作者ホームページ:http://kurorikon  
作成日時:2015年12月24日 13時

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