誘拐されました3【第三体育館組】

百十五話 ページ30

「え、どうしたの…？」


？「あ！菅さんこんなところにいたんスか。………ってA？！！」


声の主は顔を見なくてもわかった。


「うるさいよ影山さん！！」


影山「す、すまねぇ」


影山さんとはいつぶりだろう…。もう一年も会ってなかった気がする。


菅原「んじゃ、A俺たちと帰ろ！」


「…え」


影山「そういや、何で黒尾さん達と一緒にいんだ？」


黒尾「ここに同じやついたわ」


影山「？？」


「帰るの…？」


菅原「当たり前だべ！」


どうしよう…。もっと赤葦達といたいな…。


それに、私はもう…。


赤葦「じゃあバイバイだね」


「…え？」


月島「次は無いんじゃないかな」


「ね、ねぇ！どういうこと？！！」


嫌だ嫌だ…。離れたくない！！


黒尾「いや〜。もうAと一緒にいれないのか〜。残念だな〜」


鉄朗はわざとっぽく笑って言う。


「ねぇ…なんで…」


黒尾「なぁ、抱き締めさせて」


「は？」


ちょっとまってくださいな。


どういうことですかい…？！


「頭壊れた？！」


その瞬間鉄朗に抱き締められた。


そして、誰にも聞こえないように低い声でこう言った。


黒尾「…明後日まで俺達の前に現れんな」


「…は？」


黒尾「またな。また会えたらだけど」


鉄朗はにやにや笑って歩いていった。


「ねぇ…まって…」


赤葦「ごめん。さよなら」


月島「バイバイ」


二人も私の前から去っていった。


菅原「じゃあ帰ろっ！ごちそうすっぺ！」


影山「え、Aずりぃぞボゲェ！！」


菅原「いや影山もいいぞ！俺の腕を知るがいい！」


影山「かっけー…」


菅原「ははは………A？」


お、


おいてかれたぁああああああ？？！！！

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