第39話 ページ44
『ブーケ投げまぁぁぁぁす！！』
「「いぇぇぇぇぇい！！」」
私は国の女性達のためにブーケを投げた。
城の上から((
相当な高さだ。
「と、取れたわぁぁ！！」
そんなに感動することなのね…
見事にブーケは1人の女性の所へ落ちた。
『お幸せに！』
そう叫んで私は下へ降りた。
そしてキヨたちのいるところへ向かった。
キ「ブーケ投げるだけであんだけ盛り上がるもんなんだな」
『私もびっくりした』
私が感心していると食事が置いてあるところからあの鼻声が聞こえた
レ「これめっちゃうまいんねんけど！」
こ「レトさん…食べ過ぎんなよ」
レ「ほんまこーすけ君は心配症やな〜！んなもん大丈夫やっ…………」
こ「言わんこっちゃねぇな！！」
レトさんはお腹を抑えながらトイレへgo。
キ「あれ、ヒラとフジは」
『見かけないね』
周りを見渡してもヒラとフジがいない。
何か準備でもしてるんだろうか
キ「そういえば…お前…」
『ん？』
キ「……いやなんもねぇ」
『え、えぇ！？なにそれ気になるんだけど！？！？』
キ「教えてやんね」
『えぇ〜ケチ！』
キ「ふっ…」
『やめろぉその顔！』
私はキヨを叩く。軽く。
するとｷｨｨﾝとあの機械音がした。
フ《ちょこれマイク入ってる？あーあーマイクテスト中》
キ「あいつ何してんだ？」
『さ、さぁ』
ヒ《入ってるってば！…ｺﾞﾎﾝ…えーこの度は国王の結婚式と言うことで集まって頂きありがとうございます。》
《今回このように国王が幸せに結婚できたのは国民のお陰であり兵士たちのお陰です。本当に》
《ありがとうございます》
ヒラの一言一言が胸に来る。
今までの記憶が蘇る。
《国王は怖がられていました》
《それでも国王を支えてくれる人はたくさんいました》
《それは国民、兵士、そしてAです》
《ありがとうございます》
《2人とも！お幸せに！！》
《みなさんこの2人にもう一度大きな拍手を》
《そしてこれから先の未来に期待を持ってクラッカーをどうぞ！！》
ﾊﾟｧﾝﾊﾟｧﾝ
私は気づけば泣いていた。
『ありがとうございます…！！』
＊＊＊
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作者名：kuroko | 作成日時：2017年1月9日 11時
