キヨ王との日常【ヒジキ】 (ページ42)

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第37話ページ42

サラが消えてから数日が経った。

サラがいなくなって少し寂しいがそれでもみんな何かと頑張っている。

そして今はというと…＿

キ母「やっぱり少し露出多い方がいいんじゃない？」

キ「んなの俺が許可しねぇ！！普っ通のでいいだろ！」

キ母「ねぇAはどっちがいい？この露出多いのとこの普通に可愛いほう」

キ母「ウェディングドレスなんだからAが決めなさい」

そう、今は試着中なのだ。

明後日に控えている国全体に開かれる結婚式。

そこで駆けつけた助っ人。
キヨ母。

お母様には色々と候補を貰ったがどれも露出が多いもの。

そして、そこに現れた助っ人が私の旦那となるキヨ。

キヨが選ぶドレスは露出が多いわけでもなく普通の純白のドレスだ。

私はキヨの方と即答で答えた。

キ「っしゃぁ！」

キ母「なっ！？」

『お母様のドレスも可愛いくて良いんですけど…露出が…その…』

キ母「今どきの子には露出多いのはキツイのかしらね」

キ「そーだそーだ！さてA着てこい」

『う、うん』

私はドレスを受け取って試着する。

後ろのジッパーはお手伝いさんにお願いした。

ｼﾞｨｰｰ

手伝「A様どうでしょうか」

『わぁ…自分じゃないみたい…』

キラキラしてる。
可愛いよりも…綺麗＿。

『私、これにします』

手伝「国王には…」

『当日のお楽しみってことで』

手伝「はい！」

お手伝いさんは笑顔で答えた。

＊＊

ドレスの試着が終わりベッドにダイブ。

お姫様ってのは大変だな～

『私ももうすぐ…お姫様なんだ』

実感がない。

キヨと結婚＝上の人となる

ねぇお父さんお母さん…私お姫様になるんだよ

「良かったなA！」

「嬉しいわぁ！」

お母さんとお父さんの笑顔が頭に浮かぶ。

『私、ちゃんと幸せだから』

私は疲れからか深い眠りについた。

＊＊

ーフジsideー

フ「し、死ぬべ」

ヒ「お疲れ～」

明後日の準備がこんなに忙しいとは…

今日は街に行ってチラシ配りと掲示板に貼り付けにいった。

こういう時サラがいれば…と思ってしまう。

サラはいない。そう自分に言い聞かせる。

ヒ「サラの分も頑張ろフジ」

フ「っ！！…あぁそうだな！」

俺は立ち上がってまた次の仕事に取り掛かった