キヨ王との日常【ヒジキ】 (ページ33)

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第28話ページ33

『あ、あれ？フジたちそんな所で何してるの？』

フ「うぉ…びっくりしたぁ」

私は訓練も終わり城へ戻ると、キヨの仕事部屋の前にフジとヒラとサラがいた。

怪しいし、不審者っぽい。

ヒ「キヨが仕事に集中してるみたいだからこっから見守ってるの」

過保護三人組！！

『き、キヨは大人だし見守る必要は…それに今から私部屋に入りたいんだけど』

フ「そ、そっか！ごめんね」

サ「ヒラ、行くぞ！」

ヒ「ちょ、ちょっと待ってよ！」

な、何だったんだろう。今の。

まぁいいや…私はドアノブを回して中へ入った。

＊＊

『……キヨ？』

キ「…」

寝てた。

机の上で寝てる。

『寝顔もカッコイイとかずるいな～』

顔が整ってるってのは羨ましいことだ。

私はキヨの前髪を触る。

前に黒く染めて、襟の部分だけ赤い。

キ「ん…何やってんだよ」

『あれ、おはよ』

手首を掴まれたと思えば、キヨが起きたみたいだ。

キ「んーっ！…と、今何時…」

『えーとね…夕方の5時』

キヨは体を伸ばしながらそう聞いてくる。

窓の外は夕焼けで赤い。

キ「よし、仕事するか！」

『あ、私かわるよ』

キ「Aは休んどけ、今終わったばっかだろ？その格好は」

『うっ…』

そうだった…シャワー浴びようと思ってたんだ…

『シャワー浴び終わったら絶対に代わるから！それまでごめんね！』

キ「おぅ、ゆっくりでいいからな」

ニカッと笑うキヨ。

私は少しキュンと、ときめいた。

＊＊＊

ちょっと短め！

最近更新遅くてすみません！