キヨ王との日常【ヒジキ】 (ページ3)

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第1話ページ3

『ん…そこ』

キ「お前もおかしいよな、場所」

『だってぇ…ん、そこそこ！』

キ「声をどうにかしろ！」

ただいまキヨが肩を揉んでくれている。

なんでか、わからないけどいきなり。

『ブラック〇ンダーの方がいいけど』

キ「Aがくれたお菓子ももうないもんなー」

『あったとしても、もう美味しくないかもね』

キ「口移しできねぇし」

『何その理由！』

まぁもう少しでバレンタインだし…
チョコ作ろっかな…

決して口移しを求めてるわけじゃないからね！

キ「そう言えばさ…Aって今年で20歳だよな」

『うん！そうだよー』

気持ちぃぃな肩もみ……

キヨは肩もみ上手いな！

キ「成人式…あげるか」

『え？』

キ「俺達だけで！どうせ、サラだって20歳前後なんだよな、じゃあ丁度いいだろ！」

『でも、そんな…』

キ「どうした？」

『そんな、だって私…誕生日パーティーとか開いたことないからどう反応したらいいかわかんないし…』

両親が早くに死んでしまってどんな風に誕生日を祝ってもらえたか覚えていない。

キ「っ…じゃあ、待っとけよ！お前にとって最っ高の日にしてやるよ」

『ありがとう、キヨ！』

キ「あぁ」

＊＊

ーフジsideー

うーん……困ったな…
このジグゾーパズル終わんない！！←

ﾊﾞｧｧｧｧﾝ

フ「あぁぁぁぁ！！ちょっとさ、何でそんなドア壊そうとするんだよ！って…キヨ」

キ「フジ…ﾊｧﾊｧ…た、頼みがある！！」

フ「え？」

＊＊
話を聞いたところ、キヨはAの成人式を開きたいらしい。

あー…何でかわかった。

フ「キヨ、また自分責めてるでしょ」

キ「うっ」

フ「Aが誕生日パーティーとかあんましないのは自分が両親を殺したせいだって」

キ「だって事実じゃねぇかよ。殺したのは俺の手だ。俺がAの幸せを奪ったも一緒」

フ「Aはでも、幸せだと思うよ」

キ「なんでだよ」

フ「だってキヨにこんだけ一生懸命考えてもらってるんだから自分のために」

キ「っ…」

フ「もっと自分に自信もったらどうかな」

キ「あぁ、ありがとうフジ」

キヨはいい笑顔に戻った。

さてと＿＿

キヨの考えを聞こうかな＿＿