キヨ王との日常【ヒジキ】 (ページ13)

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第11話ページ13

あ、あれ？？

「キヨー？」

キヨがいない。
仕事を放棄してどこかへ行ってしまった……

置き手紙もないし、何の伝言も聞いてない。

「どこいったのさ」

私は仕方なくキヨの机に座って王様気分で仕事を始めた。

＊＊
ーキヨsideー

その頃………

「いやー王様も怖そうかと思ったら意外と優しいのね～」

キ「まぁ…それなりに…？」

何言ってんだか俺は！

それは遡ること十分前。

街に来て色々歩き回っていると、人目が気になってしまいテキトーに店に入った。

その店はお菓子がたくさん売っている店だった。(まぁ駄菓子屋みたいな)

それで今は店の人と話をしているところだったのだが。

俺、やっぱ怖いイメージ強いんだな…
真面目にへこむっての！

「結婚とかはしないんですか？」

キ「え」

「え？」

結婚。

この単語を聞くだけで朝のことを思い出す。

夢だった。そう夢だったんだよ！

あー………

「あ、すみません聞いたらダメな感じでしたか」

キ「そうっすね」

俺はとにかくお菓子をある程度買ってから店を出た。

他にどこいくか…

1人の時間もいいな…

＊＊
ーAsideー

ヒ「ねぇ、キヨは？」

『知らないよ！』

ヒ「え、怒ってるの？」

『怒ってないよ』

怒ってなんかない。

怒ってなんかない！！

キヨの帰りが遅いからって別に………

『遅い…』

ヒ「喧嘩でもした？」

『ううん。私はしてないと思ってるけど…もしかしたら何かキヨのしゃくに障ったのかも』

ヒ「そっかぁ…仕事ばっかでも大変だし昼ごはん食べる？」

『うん。そうする』

何かしたかな……

ーキヨsideー

あー回りすぎた。
あっという間に夕方だ。

俺は城へ向かって歩き出した。

＊＊

キ「えーーと、これは？」

フ「お前がAのこと放ったらかしからだよ」

城へ帰ってダイニングへ行くとAが酔っ払っていた。

ヒ「やけ酒ってやつ」

サ「wwwほんっと面白いわ、ビール1本飲んだからなこいつ」

『あー！！キヨのアホーーー！』

俺のこと見えてないな。

サ「キヨはどこ行ってたんだよ」

フ「可愛いAを置いてさ」

キ「1発殴ろうかフジ」

フ「ごめんなさい」

ヒ「で、どこに行ってたの？」

キ「街を回ってたんだよ。Aがレトさんのとこ行って帰ってこなかったから」

フ「帰ってこなかったって行ってもそんなに経ってないでしょ」

うっ…

そこは俺が悪かったな……うん。

＊＊
文字数何かどっかいけ。