見た目１０歳の魔法使い【ハリーポッター】【男主】 (ページ33)

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３３話ページ33

あれから三人は暇さえあればハグリットの小屋に来て説得を続けていた

今は僕も授業を受けている

ﾊﾘｰ「外に放せば？自由にしてあげれば？」

ﾊｸﾞ「そんなことはできん。こんなにちっちゃいんだ。死んじまう」

ドラゴンは１週間で３倍に成長していた

ﾊｸﾞ「この子をノーバートと呼ぶことにしたんだ

もう俺がはっきり分かるらしいよ。見てごらん

ノーバートや、ノーバード！ママちゃんはどこ？」

ﾛﾝ「狂ってるぜ」

『僕もそう思う』

ﾊﾘｰ「ハグリット、二週間もしたら、ノーバートはこの家ぐらいに大きくなるんだよ

マルフォイがいつダンブルドアに言いつけるかわからないよ」

ﾊｸﾞ「そ、そりゃ、、、俺もずっと飼っておけんぐらいのことはわかっとる

だんどほっぽり出すなんてことはできん。どうしてもできん」

どうしたもんか、、、

ﾊﾘｰ「チャーリー！」

ﾛﾝ「君も、狂っちゃったのかい。僕はロンだよ。わかるかい？」

ﾊﾘｰ「違うよ＿＿君のお兄さんのチャーリー。ルーマニアでドラゴンの研究をしている

＿＿チャーリーにノーバートを預ければいい。面倒見て、自然に帰してくれるよ」

ﾛﾝ「名案！ハグリット、どうだい？」

皆がとっくに寝静まり、ハリーと僕とハーマイオニーでノーバートに餌をやっているロンを待っていた

零時にロンが帰ってきた

ﾛﾝ「噛まれちゃったよ。一週間は羽ペンを持てないぜ。まったく、あんな恐ろしい生き物は今まで見たことないよ

なのにハグリットの言うことを聞いてたら、フワフワしたちっちゃなウサギかと思っちゃうよ

やつが僕の手を噛んだというのに、僕がやつを恐がらせたって叱るんだ。僕が帰るとき、子守唄を歌ってやったよ」

『それ、マダム・ポンフリーに言った方がいいよ』

ﾛﾝ「ドラゴンのことがバレちゃうよ」

暗闇の中で窓を叩く音がした

ﾊﾘｰ「ヘドウィグだ！

チャーリーの返事を持ってきたんだ！」

土曜の真夜中、ノーバートを一番高い塔に誰にも見つからず連れてきたらいいというものだった

ﾊﾘｰ「透明マントがある

でくなくはないよ。僕ともう一人とノーバートぐらいなら隠せるんじゃないかな？」

翌朝、ロンの手は二倍ぐらいの大きさに膨れ上がっていた。だけど、ドラゴンのことがバレるのを恐れ、マダム・ポンフリーのところに行かなかった

でも昼過ぎにはそんなこと言ってられなくなった。傷口が気持の悪い緑色になっていた

ノーバートの牙には毒があったようだ