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先生「ムンかぁ。たしかに、これまで委員会したことないしな。」
いいんじゃないかって先生もノリノリ。
そして、クラスからも拍手がパラパラと聞こえる。
もうここでやりたくないだなんて言いにくすぎるよ‥。
先生「じゃあ、図書委員はムンに決定‥っと。」
先生が黒板にわたしの名前を書いた。
先生「っていうことで、後期はこの委員で、よろしく。」
わたしの後期はもう終わりだ‥。
他の委員は、クラスから2人は出るのに
図書委員だけ1人だけだし。
当番あるし。
ジウォンのバカ‥。
わたしは前の方の席で座っているジウォンを睨むと、
わたしの視線に気づいたのか、振り返って、口パクで「ごめん」って言われた。
先生「あ、あと、図書委員と体育委員、文化委員はこのあとミーティングがあるからな〜。」
うそ。
ジウォン、ほんっと、嫌な委員に入れさせたな‥。
せっかく今日は久しぶりの学校で楽しかったのに。
しかも早く帰れる日だったのに。
JH「まんまと、やられてたな」
キャハハと憎らしい笑い声とともにやってくるジェヒョン。
今日はそんなジェヒョンが一段と憎らしい。
JW「図書委員、全然決まんないからさ、ごめんね」
って、顔の前で手を合わせるジウォン。
ほんと、ジウォンのやつ‥。
「じゃあ、わたし、ミーティング行ってくる。」
行ってらっしゃいって呑気に言う2人を尻目にわたしは教室を出た。
図書館は、みんなおしゃべりをしたり、ケータイを見たり、机に伏して寝ていたり、
みんなやりたい放題だった。
そんな中、背筋をピンと伸ばして、待っている男の子が1人。
あ、この前、図書館に行ったときの、
その男の子も私を見ると目を丸くしていた。
なんだか無視するのも変な感じで、
微笑みながら、会釈をすると、会釈を返してくれた。
黒板を見ると座席が書いてあって
わたしの席は、ちょうどその男の子の隣だった。
「はじめまして。」
一応(？)あいさつをすると、
どうもって、小さい声であいさつが返ってきた。
というところで先生がやってきた。
先生の話によると当番は、今の席の隣の人とペアでするらしい。
先生「ということで、ペアで自己紹介してください〜」
ということで、隣を向いて話しかける。
「えっと‥どうしましょう」
苦笑いでそう言うと、男の子が口を開いた。
男「僕からしますね。
僕、イ・テヨン、です。」
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作者名：サラ | 作成日時：2024年2月29日 17時
