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ご飯を食べたあと、ジウォンとドヨンと別れた後、
暗くなった道を、ジェヒョンと歩いていた。
「ジェヒョンと2人で歩くの、なんか久しぶりな感じする。」
JH「まだ、夏休み入って1週間もたってねえじゃん。」
隣のジェヒョンはフハっと笑った。
「でも、夏休みまでは毎日一緒に歩いてたじゃん。」
JH「なに、さびしかった？」
ジェヒョンは私の顔をのぞきこんでそういうと、私のほおを軽くつねった。
「ちょっと、痛いんだけど！」
ジェヒョンをにらむけれど、全く効果がなくて、むしろ、ジェヒョンはニコニコ笑っている。
「なにがそんな楽しいの。」
って言うけれど、ジェヒョンは、べつにーっていうだけで、何も教えてくんない。
でも、ジェヒョンって気持ちが全部顔に出るからすぐわかる。
いま、ジェヒョン、むっちゃ楽しいんだと思う。
JH「っていうかさ、」
ジェヒョンのほうを見ると、ジェヒョンはまっすぐ前を見ていた。
JH「お前こそ、なんかあったんじゃねえの。」
「いや、べつに。なにもないよ。」
なんのことだろう。
夏休み入って、ひまだなっていうくらいで、
特に何もないと思う。
テヨン君のことは、知らないし。
JH「A見たら、気分くらい、だいたいわかるっていうか、、、
だいたいお前、気分が顔に出やすいんだよ。」
また、顔を覗き込んできたって思ったら、
バーカって言いながら、ジェヒョンは私のおでこを人差し指でついた。
「さすが、わたしの幼馴染。」
ジェヒョンのほうを見てニカッて笑ってみせた。
ジェヒョンにまでばれてるなんて、
わたし、そんな顔に出やすいんだ…。
JH「んーでも、詳しく聞くのはやめとくわ。
なんか、俺が聞いたらダメな気がする。」
え、そこはふつう、詳しく聞いてくれるほうなんじゃないの？
って思ったけれど、
わたしが話しにくいことかもしれないから、気を使ってくれたのかな
って考えると、そういうところ、ちょっとジェヒョンらしいな。
JH「なんか、俺は知らないほうがいい気がする。」
って言っていたけれど、
その言葉の意味がまったくわからなかった。
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作者名：サラ | 作成日時：2024年2月29日 17時
