付箋から始まる恋2 (ページ2)

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到着したところは近くのカフェ。

周りに人のいない席に座って、ドリンクを持ちながら、ジウォンと向かい合わせで座った。

JW「で、大丈夫なの？」

心配そうに私を見るジウォン。

テヨン君からの付箋についてすべて話していたから、たぶん、というか絶対に、

テヨン君のことだろうなって思う。

「まあ、テヨン君が、直接会うのは難しいって言っていたんだから、そういうことなんだよ。理由はわからないけれど、会いたくないってことなんじゃないの。

…ってごめん。なんかイライラしちゃった。」

ジウォンが悪いことしたわけじゃないのに

イライラしちゃう自分にもイライラしちゃう。

なにやってんだろう。自分。

JW「その、テヨン君についてわたしはよく知らないけれど、

あのとき、私たちがけんかしたとき、あんなことしてくれるのって、

普通の友達にはしなくない？

その行動とメッセージの内容、矛盾してない？」

ジウォンはテヨン君の行動に全く理解ができないような様子だった。

そんなことれたってわかんないよ。わたしはテヨン君じゃないんだし。

わたしだって…なんでそう思うのか…聞きたいよ。

JW「とにかく、もうちょっとテヨン君に詳しく聞かないと、」

「けど…こわいよ…。」

わたしは手にあるドリンクを一口飲む。

1回同じ気持ちだって信じていたのに、ちがったんだから。

JW「でもさ、それでもやもやするのって、気持ち悪いじゃん？

もしかしたら、なにか理由があるかもしれないし…ね？」

ジウォンは身を乗り出して、頬杖をついてそういった。

JW「今素直になれなかったら、あとから絶対に後悔するから、ね？

それで、理由がなかったら、そこまでの人だよ…。」

ジウォンも持っているドリンクを一口飲んでそういった。

夏休みが終わっても、もやもやしていたら、

そのときは、テヨン君に理由を聞いてみてもいいのかな。