私を見てほしい。【文スト】【太宰治】【中原中也】

13話 ページ15

※若干吐血表現あります
めぐみside

めぐみ自室
　

“優しい”
　

“好き”


“愛おしい”


　
　

　
　
　
　
　
　
　

＿＿＿＿＿太宰さんに対して何も感じなくなった

　

そのおかげかあの日から今日まで、探偵社にいても何もなかった
　

...というか、私が倒れた日から太宰さんは探偵社に顔を出していない
　
皆の話によると、私が依頼やお昼休憩で席を外していた時にやって来てさっさと仕事を終わらせて(国木田さんに押し付けて)帰っちゃうみたいだけど
　
ご飯も少しずつ食べられるようになり、1日に服用する栄養剤の量も減った

　

　

でも今朝、己を蝕む高熱に侵されてからおかしくなった
　
頭痛があまりにも酷くて我慢できず、思わず受話器を取ろうとするが、上手く取れずに落としてしまった
　
そのまま力が入らない体をベッドに戻す

　
　
　
　
朦朧とする意識の中、頭の中で声が聞こえてくる＿＿＿

　

？「＿＿＿＿何となく？＿＿＿ただ＿＿だけ。」
　

　
？「あの子＿＿＿＿＿＿＿なんだよね。」
　



誰...？何て言ってるの...？聞こえない......

　
　

？「君はいつも＿＿＿＿＿。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿時も。私は＿＿＿＿＿＿と言った。＿＿＿＿＿＿＿＿＿、悪い子＿＿＿＿。」

　
　
　
　
　
？「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿はないよ...。」

　
　
　
　
　

＿＿＿嗚呼見える...

　
豪雨の中、荒れ狂う濁流を背に彼は冷たい目をしながら私にこう言い放った

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
「さよなら。」

　
　
　
　


と...

　

　
　
　
　

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿

　
　
　
「あ゛ぁぁぁぁぁぁ！！！！」


突如現実に引き戻され、頭の中に稲妻が走ったような感覚を感じる

そして、鈍器か何かで頭が殴られるような痛み

たまらず両手で頭を押さえ、ベッドにうずくまる
　
　
　
　
　
　

「ゲホっっゲホっっ...かはっ...！」ピシャッ


同時に吐血もした
　
全身が針に刺されたように痛い

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　





「あぁ...助けて....太宰さん...。」

　

　
　
　
＊＊＊＊＊＊

こういうのって書きにくい...。

次の更新予定は夕方です！！

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