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コンコンコン
翌日、セイルが寝ていた部屋を尋ねる。今度は他の兄弟にも聞いてもらい、意見を聞こうと思った
ノックの返事がない…何故だ？
ガチャ
セイルはソファーで横になって寝ていた。俺はツカツカと歩み寄る
「おい…！」
話しかけてから気づいた。セイルの身体は少し縮み、髪色が真っ青から若干浅紫のメッシュのようなものが入った色になっていた
「ん…か、カタクリ…さん？」
セイルではなく、Aが、眠そうな声で俺の名を呼ぶ
「兄弟の方々まで…どうしたんですか？」
「んだよ。昨日のクソピエロ野郎じゃねぇじゃねぇか」
クラッカーが機嫌悪そうに言う
それを聞くとAはソファーから起き上がり、クラッカーの目の前まで歩いてくる
「そんなこと言わないでください！」
クラッカーの言い方がAを傷つけてしまったそう思い、フォローの一言かけようとすると
「セイル君を悪く言うようなことはしないで下さい！僕の事は貶しても全然構わないです。でも！僕の恩人であるセイル君を悪く言う方は何人たりとも許しません！」
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作者名：アストラ | 作成日時：2018年5月16日 0時
