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17. ページ18
「困るなぁ…兄に通報するとは…」
気がつくとセイルという人が私の目の前まで来ていた
口元がコートの襟で隠れていて表情が分からない…
「君、名前は？」
私を鋭い目付きで見てくる…念の為に持ってきておいた"ウォーカー"に手をかける
「プリンよ。35女、シャーロット・プリン」
セイルは近寄ってきていつの間にか私は手を握られている
(え！？)
「こんなものなど構えて…暴発したらどうするつもりだったんだ？」
ウォーカーをよく見ると針のようなものが銃口に詰まっていた
「安心しろよ…女の子に手を出すほど落ちぶれた奇術師じゃないさ」
優しいようなそうじゃないような立ち振る舞いはとても不気味に感じた
「そろそろ
呼び止めようとするがそれよりも早く
「カタクリ兄さんになんて言えばいいんだろう…」
あとのことを考えて少し怖くなった
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作者名：アストラ | 作成日時：2018年5月16日 0時
