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コンコン
「ペロス兄！入るぞ」
ペロス兄の部屋に入ると、クラッカーとペロス兄が椅子に座っていた
「おや？どうしたんだ？ペロリン♪
まぁ、取り敢えず座れ」
ペロス兄は隣にあるイスをぽんと叩いた
「カタクリの兄貴？んな血相変えてどうしたんだ？」
不思議がるクラッカーそっちのけで無言で椅子に座りペロス兄の方を向く
「ペロス兄。セイルという男について知ってることを教えてくれ」
セイルという名前にピンと来たのだろうペロス兄少し険しい顔をした
「そうか…今日は新月か…
俺もAから聞いただけだからよくは分かっていないがそれでもいいか？」
こくりと頷く
「Aは、呪いだと言っていた。セイルとAは元々は全く関係の無い2人の人間だったそうだ。島の人間の勝手により、ひとつの体に押し込められ、普段はAが、そして新月の日はセイルが表に出るという事らしい」
ひとつの体に2人の魂か…島の人間の勝手で…
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作者名：アストラ | 作成日時：2018年5月16日 0時
