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11. ページ12
「…こんなものでいいだろう」
僕の生活に必要な物を一式買ってくれた。しかも荷物は僕に一切持たせてくれない
ﾎﾞｿｯ「見た目の割に結構優しい」
ちらと見られた気がするけど流石に聞こえてないでしょ
空を見ると西の方にかなりかけた月が見えた
「月が、気になるのか？」
「…はい。
明日は、
月を見てしょぼくれたような気分になる。気がつくとカタクリさんが僕の顔を覗いていた
「っ！？」
びっくりして数歩下がる
「新月の夜もいいものだと思うのだが…」
空を見上げ、目を少し細めるカタクリさん
月がない夜もいい。確かにそうなんだけど…
お城に帰ると、疲れたのかすぐに眠たくなって寝てしまった
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作者名：アストラ | 作成日時：2018年5月16日 0時
