あなたと共に (ページ2)

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北の海(ノース・ブルー)の三日月型のとある島

「ふむ、確かに受け取ったよ。それでは、来月も頼むよペロリン♪」

大きなキャンディの杖を持った人がくくくと笑いながら村人に告げる

「も、もう…無理です」

村人は暗い顔でボソリと呟くとキャンディを持った彼は立ち止まり、険しい顔をした

「それは…来月分のお菓子が用意出来ないという意味か？ペロリン」

「おい！ペロスペロー様の前だぞ！」

「我が国にはもう、お菓子を作るための材料や貿易のためのお金も残っていません！どうかご慈悲を！」

「ダメだ」

ペロスペローと呼ばれた人物はキャンディの杖で村人を指した

「ママはお菓子をくれない国を滅ぼす。最初からそういう約束だろ？」

「しかし…」

「！そ、それではうちの村人を出します！ビックマムは珍しいものが大好きだと伺いました！どうでしょうか？」

もう1人の村人が必死に頼み込む。もちろんこの国にそんな人物はいない

「ペロリンそれは面白い。しかし以前聞いた2人の能力者を差し出すだけではママは満足しないぞ。

では来月を楽しみにしているぞ」

くくくと笑いながらペロスペローは部下を引き連れ、海へと向かっていった