一方通行の恋 (ページ10)

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ラジオが終わり、鞄を持ち康二が帰る準備をしてる後ろから

『康二…俺も撮影ついて行っていい？』

「えっ！」

絶対逃がさない。意地でもついてく。

振り返った康二に、

『ダメかな…。』

「いや…珍しい事言うから…」

ダメと言われてもついていく。

悩んでいる康二が、

「めめの携帯鳴ってんで…」

机に置いていた俺の携帯を見ると、ラウールからの着信。

「ん…ラウールか。」

大事な時なんだけど…。

「康二。ちょっと待ってて…」

ラウールの電話にでて話をしていると気づけば、2時間が過ぎていた。

『…康二！！』

康二について行くと決めていたのに…。

俺は急いで康二に電話をしたが繋がらない。
何度も電話をかけた。

次の仕事場ってどこだよ？
わかんねぇ…。

俺はメンバーにメールをして場所を聞くことにした。