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K side
次の日、ラジオ局に行くと俺より早くめめが来ていた。
いつもは逆やのにな…。
『めめ、おはよう。』
「あ!康二おはよう」
いつもと雰囲気が違うめめ…。
どうしたんやろ?
荷物をソファーに置いて座ると、俺の隣にめめが座ってきた。
「昨日、俺、メールしたけど見てくれてないよな?」
『えっ?あ…ごめん充電切れててん。』
適当な嘘をつく…。
「じゃあ、今、言う。 康二、ラジオ終わったら、俺と出掛けよう。」
2人で出掛けようなんて珍しいな…。
『ごめん。俺、このあと仕事やねん。出かけるなら…ん〜と、らうと行ってきたらいいんちゃうか?』
言ってて苦しくなるけど、平静を装いめめに言葉を返す。
「俺は康二と出掛けたいんだけど…なんでラウールがでてくんの?」
『ん?いや〜らうのがいいんちゃうかって思って…』
グイグイと詰めよってくるめめに、どうしようかと考えてしまう。
ス「準備できましたのでお願いします。」
『はい。めめ、ラジオ』
「あ…はい。」
ブースに入り、一旦仕事モードに変える。
仕事中は、いつもと変わらないめめこじでいられた気がする。
楽しくて、ずっと一緒にいたいって思ってしまう。
俺の好きな時間。
さぁ、どうやってめめを納得させようか?
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作者名:saryu | 作成日時:2022年3月19日 20時