一方通行の恋 (ページ5)

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全ての仕事が終わったのは、23時だった…。

『今日も疲れた〜』

家に帰るタクシーの中で、さっくんからきていた報告メールを読む。

内容は…、
めめがらうを待たずに楽屋に戻ってきたが、俺がいなかった事に少し落ち込んでいたこと。
スケジュールがよく変わる俺を気にしていることと、オフが全く合わないと言うめめ。

スケジュールが変更になるのは、俺がめめと合わないようにマネージャーにお願いしているからだ。

さっくんにも言ったけど…俺はめめへの気持ちを諦めようと思ってる。

らうといるめめはホント楽しそうやから……俺といる時よりいい笑顔してるなって見てて思う。

さっくんに、取り敢えず、ありがとうってメールを送る。

家に帰り、お風呂に入って、明日の為にとご飯も食べず寝る事にした。

最近、食べる気せんのよな…。

布団に入り、携帯を見るとディスプレイにめめからのメールが表示されていた。

【康二、明日は俺とのラジオだけだよね？】

明日は、めめとラジオ。その後に俺は雑誌の撮影がある。
めめはオフだ…。

ごめんな…めめ。

俺は既読をつけずに携帯を置いて眠りについた…。