白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 3rd 【男主】

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天童｢夏休みだーーー！！！｣



A｢と言っても、やることは全然変わんないですけどね……｣



いよいよ夏休みに入った白鳥沢学園



けど俺たちのやることは変わらず、毎日バレー尽くしだ



あと一週間ほどでインターハイが始まる



これまで以上に練習は厳しくなるだろう



"ピロリん"
と、練習前にLINEが来た



天童｢なにー？彼女ー？｣



A｢母さんです｣



ちらりとLINEの内容を覗く覚さん
けど見た瞬間、絶句した顔になった



"Aちゃん、今日もいい天気ね〜"
"今日朝ごはんはフレンチトーストだったよの！"
"今なにしてるの〜？"
"テストどうだった？"
"もう！どうして返事くれないの？ε٩(｡•ˇ₃ˇ•｡)۶з"
"電話したいな？"
"青と白、どっちのワンピースがいいと思う！？"



天童｢うっわぁ…………(引)
なにこれ？彼女からされて一番嫌なLINEじゃん｣



A｢いや、母ですからね｣



覚さんが引くのも無理はない、何せ毎日１時間ごとにLINEが来るんだから



天童｢Aちゃんが家出したくなる気持ち、ちょっとわかったかも……｣



A｢こんな人が姉としてあと３人いますからね｣



天童｢なにそれホラー？｣



……



…



｢ナイッサー！｣


｢ブロック！！｣


｢もう一回！！｣



大会が近くなって、皆さんの気も高まっている



それでもテスト明けでさらにこの暑さ、体が思うように動いてくれなかった




A｢はぁ……はぁ……｣



鷲匠｢お前らぁ！！足止まってんぞ！！｣



落ちた体力を無理やり戻すような練習


テスト期間中でも体動かしてたけど、そんなことは関係なかった



結局の夏休み初日は、一日中鬼畜な練習で終わり
俺もみんなももう自主練する気力もないくらいヘトヘトだ




山形｢がぁ！…………三途の川を見た……｣



天童｢さすがに今日は自主練する気にはなれないね〜｣



牛島｢白布、トスを上げてくれ｣



白布｢は、はい……｣



｢｢｢…………｣｣｣



瀬見｢うわぁ……白布かわいそ……｣



五色｢牛島さんがやるなら俺だって！！
瀬見さん！トス上げてもらっていいですか！？｣



瀬見｢はぁ！？｣



山形｢おーおー、付き合ってやれよ瀬見｣



瀬見｢ちょ、冗談だろぉ！？｣



天童｢いってらっしゃあ〜い｣



A｢英太さんかわいそうですね……｣

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