白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 3rd 【男主】

Ｎｏ．１２０ ページ41

夏ちゃんの家の庭でレシーブやスパイク、トスを教えてあげれば
すぐに覚えた夏ちゃん



小学生にしてはなかなかのもので、俺も思わず関心してしまった



A｢すごいよ！こんなに早く覚えるなんて！｣



夏｢本当！？｣



嬉しそうに笑う夏ちゃんの頭を撫でる


あー、俺も妹が弟が欲しかったかも……



｢ただいまーーー！！！｣



その時、家の庭にまで聞こえた大声



その声にいち早く反応したのは夏ちゃんだった



夏｢お兄ちゃんだ！！｣



慌てて居間に駆け出す夏ちゃんに呆然とする俺



すると奥から話し声がして、庭に出てきたのは
夏ちゃんのお兄ちゃんと思われる中学生くらいの男の子だった



｢あーーー！！！！貴公子！！｣



俺を見て、驚きながら指さす男の子


最近は中学生も月バリ読んでるんだな……



A｢はじめまして、指宿Aです(ﾆｺｯ)｣



日向｢っ！(笑顔、めっちゃ綺麗っ！！じゃなくて)

…………俺は日向翔陽！インターハイ予選では負けたけど、春高リベンジしてやるからな！！｣



…………はい？



話しが読めない
俺は思考をフル回転させて状況を理解しようとした



そして彼の着ているジャージの胸に烏野とローマ字が入っているのを見て、全ての合点がいった



A｢ごめん、もしかして……
高校生？｣



日向｢もしかしなくても高校生だ！！｣



驚いた、まさか高校生だったなんて……



A｢ごめんごめん、って……一年？｣



日向｢一年！
烏野高校バレー部一年、日向翔陽！！｣



うん、長い
てかよかった、これで先輩だったらまじで失礼だったわ



ていうか烏野って……



影山飛雄が行った高校

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