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No.118 ページ39

名前を呼んであげれば、喜んで俺に飛びついてきた夏ちゃん



思いがけない再会
それに驚いたのは俺だけじゃなくて、夏ちゃんもだった



夏「どうしてここにいるの!?」



A「ちょっとランニングをしてここまで来たんだ、夏ちゃんはひとりでどうしたの?」



するとお日様のようだった顔が次第に曇り始める夏ちゃん



夏「お兄ちゃんもお母さんも遊んでくれないから、夏"いえで"してきたの」



家出?
子供のかわいい反抗に、俺はクスリと笑ってしまった



A「じゃあ今日は俺が一緒にいてあげる、どうかな?」



夏「ほんとう!?」



俺の言葉に喜んで飛び跳ねる夏ちゃん



勉強、部活
休みが少ない俺の息抜きを、俺は夏ちゃんと過ごすことに決めた



A「どこ行くの?」



夏「夏の秘密の場所だよ!」



手を引かれ、ずんずんと進んでいく夏ちゃん




また山の方へ向かっていくと、そこには小枝や葉っぱで出来た小さな家のようなものがあった




夏「ここが夏の秘密の場所だよ!
お兄ちゃんと夏だけの秘密ね!」



家の中からはおままごと用のコップやお皿、他にもレジャーシートがある



子供がよくやる秘密基地かな?



夏「夏お嫁さんやるから、お兄ちゃんお婿さんね!」



嬉しそうにおままごとセットを出して準備を始める夏ちゃん



子供の頃を思い出す
俺も姉ちゃんたちに無理やりおままごとさせられてたな……



しばらくおままごとを一緒にやって、俺はふと夏ちゃんのお兄さんの事が気になった




A「夏ちゃんのお兄ちゃん、今日はどうしたの?」



夏「ぶかつだって、ちゅうがくせいの時はもっと一緒に遊んでくれてたのに、こうこうせいになってからずっとバレーやってるんだもん……」



夏ちゃんのお兄さん、俺と同じ高校生なんだ……



部活に熱中するのは仕方ないけど、夏ちゃんも寂しいんだろうな…



夏「Aお兄ちゃんは今日はぶかつないの?」



A「うん、お勉強する期間があってね
その期間中は部活はお休みなんだ」



夏「……夏と一緒で大丈夫?お勉強……」



小さいのに、俺の心配をしてくれる夏ちゃん
自分も寂しいはずなのに、偉いなぁ……



A「大丈夫!こう見えて俺頭良いんだよ?
今日は夏ちゃんと一緒にいてあげるって決めたんだから、遠慮なんていなくていいよ」



と、夏ちゃんの頭を撫でてあげれば
夏ちゃんは嬉しそうに微笑んだ

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とぅに(プロフ) - 岩ちゃんのよしが可愛くて悶えてます。。 (7月13日 3時) (レス) @page14 id: 76d074d926 (このIDを非表示/違反報告)
B型 - NLかー。イヤ、ここからBL行くかも!?期待 (2022年9月2日 2時) (レス) @page22 id: 7173a77ecf (このIDを非表示/違反報告)
B型 - めっちゃ面白いです!白鳥沢もっと好きになりました。 (2022年9月2日 1時) (レス) @page16 id: 7173a77ecf (このIDを非表示/違反報告)
アクア - あれ........? 仁花ちゃんと付き合っちゃうやつですか? BLじゃないの....? (2020年10月24日 11時) (レス) id: 09cbd981b0 (このIDを非表示/違反報告)
- BLでいくだろ…てかいってくれ (2019年1月16日 0時) (レス) id: 2c1ef13755 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そるてぃー | 作成日時:2017年2月7日 10時

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