白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 3rd 【男主】

Ｎｏ．１１３ ページ34

｢｢｢王様だーれだ｣｣｣



天童｢キターーー！！！｣



｢｢｢(ヤベェ奴に行ってしまった……)｣｣｣



天童｢じゃあじゃあ！！４番が５番に壁ドンからの胸キュンセリフ！！｣



川西｢げっ……｣←４番



A｢うわぁ……｣←５番



大平｢おお、イケメン２人か｣



天童｢面白いことになりそうだネ！！
さぁ、どうぞ！！｣



川西｢えぇ……具体的に何を言えば……｣



白布｢そんなの女子が言われて嬉しいセリフだろ｣



川西｢フワフワだな｣



天童｢太一が思う胸キュンセリフでいいから！早く〜｣



A｢太一さん……｣



川西｢…………はぁ、わかったよ｣



俺と太一さんは壁際に移動して、向き合った


やばい、ガラにもなくめっちゃドキドキしてる……


太一さんって普通にイケメンだしな



そんなことを考えていると、ドンッと壁に片手を付いて俺を見つめる太一さん



川西｢お前は俺だけ見てて……他の奴のことなんて見ないで……｣



真剣な眼差しと低い声
その姿に不覚にも



め……



めちゃくちゃかっこいいじゃないですか……



そう思ってしまった



A｢(ｶｧｧ)…………｣



｢｢｢(Aが照れてる！！？)｣｣｣



川西｢かわいい、このまま食べちゃいたい……｣



瀬見｢ストップストーーーーップ！！！｣




太一さんを引き離す瀬見さんと天童さん


俺は驚きと恥ずかしさでまだ放心状態だった



五色｢大丈夫か、A？｣



A｢お、おぉ…………｣



白布｢お前、普段同じようなことやってんのに
やられるのは慣れてないのな｣



瀬見｢お前、川西ぃ……｣



天童｢後半のアレはお前の本心だろ……｣



川西｢なんのことですか？｣

Ｎｏ．１１４→←Ｎｏ．１１２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す