白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 3rd 【男主】

Ｎｏ．１１２ ページ33

｢｢｢王様だーれだ｣｣｣



瀬見｢お、俺だな
じゃあ１番の奴、初恋のエピソードを語る｣



天童｢うわぁ、英太くんのＨ｣



白布｢最低ですね｣



瀬見｢なんでだよ！！
誰だ１番！！｣



牛島｢俺だ｣



この時全員が思ったであろう、ハズレを引いてしまったと



天童｢いやぁ……これダメでしょ？
英太くん別の人にして｣



瀬見｢わかんねぇぞ、若利だって初恋の一つや二つあるだろ｣



牛島｢そうだな……物心つく頃にはすでに好きを通り越して、当たり前の存在になっていた｣



A｢なんか回想始まりましたよ｣



天童｢およよ、意外と若利くんにも甘酸っぱいエピソードが！？｣



山形｢物心つく頃ってことは、幼なじみとかか？｣



牛島｢今もこれからも、真剣に付き合って行こうと思う｣



瀬見｢まさかの初恋相手が恋人！？｣



天童｢しかも今もこれからもって、結婚を前提にお付き合い！？｣



山形｢許嫁か！？｣



｢｢｢(いや、このパターンは……)｣｣｣



牛島｢バレーと｣



｢｢｢…………｣｣｣



部屋の空気が凍り、全員が固まった


うん、若利さんだからそうだとは思った



A｢若利さん、物じゃなくて人ですよ｣



牛島｢俺の初恋はバレーだが？


人というならば、俺はここにいる全員のことが好きだ｣



｢｢｢…………｣｣｣



あ、出た
若利さんの天然



天童｢若さまぁ〜〜〜！！！｣



白布｢一生ついて行きます！！
火の中水の中、世界中のどこへでも！！｣



瀬見｢俺も大好きだぁぁぁぁ！！｣



このまま若利さんは全員に抱きつかれ、埋もれて大変なことになったのは言うまでもない

Ｎｏ．１１３→←Ｎｏ．１１１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す