白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 3rd 【男主】

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"全国大会出場おめでとう！
東京までは行けないけど、宮城から応援してるよ！"



寮の自室
俺が勉強をしていると仁花さんからLINEが届いていた



インターハイは２ヶ月後なのに、気が早いなぁ仁花さん



五色｢なにニヤニヤしてんだよ｣



A｢うぉぉ！！？｣



突然後ろから工にケータイを覗かれ、驚いて反射的にケータイを隠してしまった



五色｢俺が必死こいて勉強してるのに、お前は女子とLINEやってんのか……｣



A｢悪かったって、どこがわからないんだ？｣



五色｢ここなんだけどさ｣



工に勉強を教えながら、俺は仁花さんにLINEを返した



"ありがとう！まだ２ヶ月先だけど、もっと強くなって全国大会でもいい結果出すからね！"



返事をしてまた机に向かう



けど数分もしないうちに、彼女からまたLINEが来た



"あのね、私バレー部のマネージャー勧誘されたんだ"



バレー部の……
じゃあ烏野のマネージャーになるってことだよな



確か烏野の今いるマネージャーさんは三年生で、後釜がいないらしい



そっか……仁花さんがマネージャーか……



"いいんじゃない？仁花さん気が利くし、きっと向いてるよ

仁花さんがやりたいなら、やってもいいと思うよ"



あれ？俺凄い上から目線じゃね？



"ありがとう、けどまだ悩んでるから……
ハッキリ決まったらまた連絡するね！"



そこで連絡は途切れた



仁花さんがマネージャーか……



白鳥沢はマネージャーいないからなぁ……(希望者はいるけど監督が追い返すし)



なんだ、この釈然としない気分



あれだけ白鳥沢の応援してくれたのに、結局彼女は烏野の生徒で
マネージャーになってしまえば烏野の力になってしまう



それが釈然としない理由か



五色｢A！！！｣



A｢うぉあああ！！？｣



五色｢お前……俺の話全然聞いてなかっただろ……｣



A｢ご、ごめん……｣



仁花さんとのLINEが気になりすぎて、全然工の話聞いてなかった



A｢で、どこがわからないんだ？｣



五色｢違うって、本当に話聞いてなかったんだな……


先輩たちが呼んでる｣



A｢え……？｣

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