白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 3rd 【男主】

Ｎｏ．１０６ ページ27

大平さんのサーブから試合再開



あと１点


あと１点取れば勝ちだ！！



大平｢っっ！！｣


大平さんのサーブは３番に上げられ、及川さんに綺麗に返る



及川｢岩ちゃん！！｣



及川さんのトスが岩泉さんに上がる


俺はリードブロックで止めに入るけど、岩泉さんはあっさりと方向を切り替えて


俺のブロックとは逆へスパイクを打った



A｢ぐっ！！……(ストレートから寸前にクロスにした……

さすがだな、やっぱり)｣



山形｢っ！！！｣



けどそのスパイクをなんとか上げてくれた山形さん


ボールはまだ繋がっているが、トスを打てるような体勢じゃない



山形｢悪い！｣



天童｢イイよ！そのまま打っちゃえ賢二郎！！｣



白布｢はいっ！！｣



白布先輩のスパイクが青城コートに打たれる



けどそれはあっさりと上げられてしまい、青城のチャンスボールだ



及川｢(もう一回……いけるよね？



岩ちゃん！！)｣




岩泉｢ふっ！！｣



ドゴッ！！



岩泉さんのスパイク



なんとかブロックに飛んだけど、ワンタッチで白鳥沢のコートに跳ねた



A｢っワンタッチ！！｣



大平｢おう！白布！！｣



白布｢はいっ！！｣



大平さんのレシーブが白布先輩へ繋がる



あと１点で試合が終わる



最後の場面


ここは必ず決めてくれる、そうやって信頼出来るスパイカーが白鳥沢にはいる！！



｢｢｢牛島／若利／さん！！！｣｣｣



牛島｢っっ！！！｣




ドゴッ！！！



若利さんのスパイクは青城のコートに放たれた



リベロがレシーブに入ろうにもその力の前では、全てが無力と言っているようなスパイク



白鳥沢 ２５−２１ 青城



勝者 白鳥沢



俺たちは全国大会への切符を手に入れた。

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