白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 3rd 【男主】

Ｎｏ．８８ ページ3

白布｢なんでこんなところにいやがるんですか、この及川さん野郎｣



及川｢相変わらずクソ生意気なセッターだね、ムカつく｣



えっ！？
及川って、あの青城の及川徹さん！？


名前は聞いたことあるけど、会うのは初めてだ



及川｢あーーー！！！貴公子！！｣



A｢はじめまして、指宿Aです｣



及川｢ああはじめまして、及川徹です……


って違う！！
お前月バリに載ってただろ！
貴公子だか何だか知らないけど、本物のイケメンは俺だからね！｣



えー……
なんか想像してた人と違う……



若利さんが及川さんの話をよくするからどんな凄い人なんだって想像してたけど


まさかこんなに器がちっちゃい人だったなんて



A｢……(ｶﾞｯｶﾘ)｣



及川｢何その期待はずれしたみたいな目は！！｣



｢おいクソ川、そろそろ行くぞ

って、白鳥沢……｣



白布｢どうも｣



また一人青城のジャージを着た人が出てきた
あんまり身長は高くないけど、威厳がある三年生だ



｢てめぇクソ川、まさかまた問題起こしたんじゃねえだろな……｣



及川｢いや違う違う！！先に吹っかけてきたのはあっちで……

お願いだからその手に持ってるペットボトルをしまって！！｣




なんだろう、及川さんの扱いが酷いけど……
本当にこの人凄いのかな？


するとペットボトルを持って、殺気を及川さんに向ける三年生が俺を見てはっとした




｢お前、貴公子か……｣



A｢指宿Aです｣



｢俺は岩泉一だ、なかなかいいブロッカーだと思って見てたぞ｣



A｢あ、ありがとうございます！｣



岩泉一って、青城のエーススパイカーの！


あの人に褒められるなんて、ちょっと感激だ



白布｢おい、あんまり他校と関わんな｣


A｢えっ……けど強いチームと交流持てるのはいい事だと思いますけど……｣


白布｢だったら全国大会のチームと交流を持て｣



及川、岩泉｢｢(ﾋﾟｷｯ)｣｣



ああ、白布先輩……
そうやってまたあの人たちの怒りを買って



及川｢このクソガキ……｣
岩泉｢白鳥沢の奴らは癇に障る連中ばっかだなオイ……｣

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