白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 3rd 【男主】

Ｎｏ．９７ ページ12

｢｢｢白鳥沢！！｣｣｣



｢｢｢青城！！｣｣｣



耳が痛いくらいの応援


ギャラリーを見上げれば、たくさんの人たちが白鳥沢を応援してくれていた



A｢凄いギャラリーですね……｣



川西｢決勝戦だからね、OBはもちろん
学校が全面で応援に来てくれてる｣



天童｢どうせ勝つから応援なんていらないけどね｣



瀬見｢いや、お前ゲスいな……｣



A｢まずは形からも勝つってことですよ！｣



相手コートを見れば、及川さんや岩泉さん
そして中学生時に戦った見覚えのある奴らが数人



本当にあの人たちと戦えるんだ……
テンション上がってきた！！




｢｢｢キャーーー及川さーーーん！！｣｣｣



及川｢(ﾆｺｯ)｣



ギャラリーの女の子たちが及川さんを呼ぶ
それに笑顔で答えるあの人に、先輩たちは恐ろしい表情をしていた



天童｢相変わらずムカつくわ〜……｣



瀬見｢なんだよあの俺モテますよアピール……｣



白布｢大丈夫です、今年はうちにもいますから｣



そう言って、俺の背中を叩く白布先輩



A｢えっ？いや、俺ですか？｣



山形｢そうだな、行け！A！｣



牛島｢今日も頼むぞA｣



いや若利さん意味わかってないですよね！？



天童｢ギャラリーのみんな〜お願いします！｣



えっ！？
ちょっと待って！？



｢｢｢キャーーー！！Aくーーーん！！｣｣｣




A｢……(ﾆｺｯ)｣



｢｢｢キャーーー！！｣｣｣



なんだこれ……



……



…



及川｢うわ、何あれムカつく｣



岩泉｢相手もそう思って同じことしたんだろ｣

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