【暗殺教室】突然ですが転入する事になりました。マフィア幹部です宜しくお願いします (ページ9)

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Ⅸ.Relationship ページ9

「Aさん…と言うより、皆さんに質問があるんですが、良いですか?」
「どうぞー?えーっと…」
「僕は潮田渚。よろしく」
「ナギサ君。はい、よろしくお願いしますねー」
「では、質問とやらをお聞き致しましょうか」

まだクラス全員の名前を聞いていないAの戸惑った様子に、渚は優しく微笑んで答えた。
そして、ゆっくりと深呼吸をしてから、彼は再び口を開いた。

「…皆さんは家族であるようには思えません。かと言って、お互いを知らない訳じゃない。キドル先生はもしかしたら元々はレストランのシェフかも知れないけど、梶本先生に累先生、エーミール先生やエド先生はそうとは思えません……一体、何者なんですか?」
「おお…凄いですね。こんなに早く見抜かれるなんて…意外と違和感なくやれてると思ったんですがねー…じゃあ、お話ししましょうか。私達の正体……」
「先に申し上げておきますと、私は暗殺者ではなく殺し屋です。暗殺ではなく、真っ向から殺しに行くためそう名乗っております。」
「殺し屋ぁ!?」
「はい、そして後の皆様は…」

梶本から発せられた、殺し屋と言う予想外の単語に、竜馬は素っ頓狂な声を上げる。女子生徒の中には怯えたような顔をしている者もいるが、それでも皆静かに話を聞いていた。

「すとーっぷ。後は私が話しまーす…」

【関係】