【暗殺教室】突然ですが転入する事になりました。マフィア幹部です宜しくお願いします (ページ11)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:997 hit

ⅩⅠ.The Warm Place ページ11

「顔を上げてください、Aさん。確かに、この国の子供達の多くは、親の元で暮らしています。あなたが今までの学校でどのような扱いを受けていたか、私達は知りません。しかし、これだけは約束しますよ!!この子達は、今までに会った人達とは違う。必ずあなた達を受け入れてくれます。出て行く必要なんてありません。少しずつお互いを知り、少しずつ慣れていけば良いんです。だから、安心して登校してください」
「先生…!」

殺せんせーの言葉に励まされ、目を開けたAは直後、驚愕した。何故なら……

「………」

白いマネキンが目の前に佇んでいたから。

「あの……先生、何でこんなもの拾って来たんですかー…?」
「にゅ?……正直、先生も解りません。しかし、一度拾ってしまった以上、棄てれば不法投棄になりかねない。今日のところは、ここで保管しましょうか……さて皆さん。そろそろ一時間目が終わりますから、次の授業の用意をしましょう!」
「はーい…あ、えっと、聞きたい事がまだあったら何時でも聞きに来てくださいねー!」

A達の関係を聞いても、誰も拒絶しなかった。それどころか、逆に支えようとさえした。それ故に、誰も気付かない。

「………♪」

殺せんせーが拾ってきた…否、連れてきたものの正体に。

【暖かい場所】