【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り 其の伍

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少し遅れて来た伊黒に蜜璃が何があったのかを説明すれば、伊黒が申し訳ないと非を認めた。

本当は伊黒にも問い詰めるつもりだったんだけど、あまりにも申し訳なさを全面に出した顔をしてるからその気は失せた。

『………色々と言いたいことはあるけど、今回の発端は私がお詫びとお礼をしたいって話したからだからね。別に責めはしないよ。

蜜璃も、別に怒ってないし他の人に何か言うつもりはないから泣き止んで？』

できるだけ穏やかにそう言えば、二人はホッとした顔をする。

……私そんなに怖かった？

『じゃ、気を取り直して。とりあえず荷物を運ばせてもらっても？』

伊黒「その量は大変だろう。そっちは俺が運ぶ。」

甘露寺「あっ、私も手伝うわ！」

二人はさっきの雰囲気から切り替えて、沢山ある荷物のほとんどを持って屋敷に移動し始めた。

……二人にはあぁ言ったけど、私だけ暢気に休んでるのはおかしいからあとでお館様には要相談だな。

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