【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り 其の伍

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昨夜杏寿郎からの唐突な告白と宣言を受けた私はあのあとまともに寝付けず、気持ちが落ち着かないまま次の日を迎えてしまった。

朝ごはん中にずっと落ち着かない様子の私を見かねた瑠火さんは体調が優れないのかと心配してくれたけど、残念ながら体調のせいじゃなくて杏寿郎のせいなんだよなぁ………。

とまぁ、朝のことを頭に浮かべながら荷物を整理していたところに一羽の鴉が飛んできた。

「カァー！今日ハ甘露寺ト伊黒ト共ニ行動スベシ！二人ト甘露寺邸ニテ合流セヨ！」

『……あれ、一人一日じゃなかったっけ？』

有一郎と無一郎は同じ屋敷に住んでるから分かるけどその二人は別々の屋敷を持ってるし、約束通りなら別日じゃないの？

「一人一日デハ時間ガ掛カルカラト、二人カラノ提案デアル！」

なるほど。確かに全員一日ずつだと時間がかかるから合理的だね。

二人纏めてになった分、沢山お詫びしよう。蜜璃には甘いものを作って、伊黒には…………そういえば、伊黒が好きなものを知らないんだよなぁ。……後で聞いてみればいっか。

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