【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り 其の伍

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槇寿郎「……おい瑠火、流石に危な」

瑠火「えぇ、普通にお相手するのでは私は力不足でしょうとも。ですからあくまで呼吸なしでの鍛練だと考えてお相手願いたいですね。」

煉獄「……母上、あまり動いてはお体に障るのでは」

瑠火「私は十分健康な体ですからそんなに心配しなくても大丈夫です。それに、私がお相手願うのは、子供の頃に炎柱に勝ち、女の身で支として前線で戦うことができるだけの実力を持ったAさんです。支ともなれば後輩に指導をする機会も多いでしょうし、多少の手加減くらいは簡単にできるでしょう。」

千寿郎「………あの、母う」

瑠火「千寿郎も、Aさんにお相手してもらいたいでしょう？」

…………瑠火さんこっっっわ。煉獄家の男三人(内二人は元柱と現柱)を説き伏せた(？)よ。

瑠火「……異論はありませんよね？」

煉獄･槇寿郎･千寿郎「「「はぃ…………。」」」

ニコッと笑って周りを見渡す瑠火さんはとりあえず圧がすごかった。

母は強し、という言葉を初めて実感した今日この頃である。



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大正コソコソ噂話

瑠火「私だけ除け者というのは酷いですよ。私だってAと久しぶりに会えたから少しでも長く共にいたいのに………。」

瑠火さんの圧がすごかったのは、除け者にしてほしくないのとAと一緒にいたいっていう願望かららしいよ。

煉獄家の男三人は瑠火さんに頭が上がらない(尻に敷かれているとも言う)から、普段から瑠火さんが滅多に我が儘を言わないのもあって言いくるめられた。

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