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大量の荷物を持って煉獄邸にやってきた私と煉獄を見た三人は、挨拶もそこそこにして荷物を運ぶのを手伝ってくれた。

元々私が住んでいた部屋がそのまま残してあったから、そこに荷物を全て運んでもらい、煉獄の手伝いもあってある程度の荷ほどきを終えた。

その後に手土産を持って改めて挨拶を、と煉獄と二人で居間に向かった………という所まではよかった。

居間の戸を開いた先には、三人が三つ指をついて待っていた。

そりゃもう混乱した。思わず「はぇ………?」とか変な声を出すくらいには。そしてそこから三人からの御礼と謝罪のオンパレードが始まった。

内容は割愛するけど、とりあえずひたすらに煉獄を助けたことへの感謝とそのせいで昏睡状態になってしまったことへの謝罪を延々と述べられた、とだけ言っておく。

そして、最終的に三人の三つ指をたてた体勢が土下座に変わったところで冒頭に戻る───





杏寿郎「いや、だが………」

『煉獄、″だが″じゃなくて頭を下げるな。三人も早く顔を上げて下さい。

煉獄を助けたのは、私自身が煉獄を死なせたくないと思ったからっていう自己満足。それにそもそもの話、私がもっと早く到着していれば煉獄はあそこまで酷い怪我を負うこともなかったかもしれない。……だから、感謝も謝罪もいりません。』

私の言葉が伝わったのか煉獄は座るだけに留まり、三人はしぶしぶ……と言った形で頭を上げた。

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季生(プロフ) - 零さん» ありがとうございます!!これからも頑張りますね!! (2019年12月7日 17時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも見てます!(作品を) 面白いので、これからも頑張って下さい! 更新待ってます! (2019年12月6日 21時) (レス) id: 0a249ceab0 (このIDを非表示/違反報告)
季生(プロフ) - うぇいさん» ありがとうございます…!!! (2019年12月6日 19時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
うぇい - す・き☆(・∀・)♭ (2019年12月5日 15時) (レス) id: 55820afc03 (このIDを非表示/違反報告)
季生(プロフ) - 白豹さん» ありがとうございます!受験は一応一段落してあとは課題のみなので、地道に更新がんばりますね! (2019年12月5日 12時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:季生 | 作成日時:2019年11月9日 14時

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