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有一郎・無一郎「「いただきます。」」

『はい、召し上がれ。』

今日のメニューは二人の要望もあって、ふろふき大根をつくった。他にもいくつか作ったけど、二人の箸は好物のふろふき大根の方にばかり進んでいる。

幸せそうな顔で食べてくれてるのは嬉しい。しかし残念ながら、今から稽古のダメ出しの時間だ。

『……さっきの稽古だけど。』

急に稽古の話に変わったことで、二人の肩がビクリと揺れる。

『まずは有一郎から。攻撃したときに注意散漫、不意打ちのときに気配が消しきれてない、前に出すぎて無一郎との連携がとれてない。

次に無一郎。不意打ちへの対処ができてない、攻撃から次に転じるまでが遅い、有一郎に対して気を使いすぎ。』

ひとつずつ指摘するたびに二人の雰囲気がどんよりとしていく。

有一郎「うっ……。」

無一郎「むぅ………。」

最終的にはご飯を食べていた手が止まって落ち込んでしまった。

『……でも、二人とも前より太刀筋はよくなってたよ。あとは剣を振る以外の動作とかに気を付ければもっとよくなるから、普段から判断力とかを鍛えること。』

有一郎・無一郎「「っ、はい!」」

次に褒めると、二人の表情が少し明るくなった。

『話はここまで。さっさと食べて町に行こっか。』

尚、ガッツリ落としてから少し上げる一連の話し方はいつもの稽古後のアドバイスの仕方である。

先に落としとかないと褒めたときすぐに調子に乗っちゃうからね。

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季生(プロフ) - 零さん» ありがとうございます!!これからも頑張りますね!! (2019年12月7日 17時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
- いつも見てます!(作品を) 面白いので、これからも頑張って下さい! 更新待ってます! (2019年12月6日 21時) (レス) id: 0a249ceab0 (このIDを非表示/違反報告)
季生(プロフ) - うぇいさん» ありがとうございます…!!! (2019年12月6日 19時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
うぇい - す・き☆(・∀・)♭ (2019年12月5日 15時) (レス) id: 55820afc03 (このIDを非表示/違反報告)
季生(プロフ) - 白豹さん» ありがとうございます!受験は一応一段落してあとは課題のみなので、地道に更新がんばりますね! (2019年12月5日 12時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:季生 | 作成日時:2019年11月9日 14時

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