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宇髄「………A。」
さっきから少し暗い顔をしていた宇髄が口を開く。
『なに?……あ、謝罪とかはいらないよ?今回は私が皆に言ってなかったのが悪かったからね。』
宇髄「……お前の、再覚醒についてだ。」
その言葉に少し空気が重くなる。
お館様「確か、天元は今回Aが昏睡していたのを再覚醒で得たアビリティの代償じゃないか、と言っていたね。」
それは初耳だ。
私は前世で再覚醒していなかったのに、急に再覚醒したってことか……?
宇髄「はい。………なぁ、煉獄。お前が死にかけたとき、Aは″拒絶してやる″って言ったんだろ?」
煉獄「うむ、確かにそう言っていた。竈門少年らも聞いていたから間違いない。」
『………ぇ、』
実は私には煉獄が腹を貫かれていた後の記憶が残っていない。だから、その言葉も初耳だった。
宇髄「そしてその言葉の直後に、煉獄の傷が全て消えた。……A、お前ならもう検討がついてるんじゃねぇか?」
″再覚醒″、″拒絶″、ときたらもう答えは限られる。
『………わたしが、
あぁ、それは………
『……は、ははっ、』
お館様「A?」
訝しげな顔をするお館様。
だけど、そんなもの今は目に入らない。
『はははっ、私が″
まさか自分の求めていたアビリティを私が発現するなんて思いもしなかっただろう。しかもその発現時期が
………あぁ、ひどく滑稽だ!
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季生(プロフ) - 零さん» ありがとうございます!!これからも頑張りますね!! (2019年12月7日 17時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
零 - いつも見てます!(作品を) 面白いので、これからも頑張って下さい! 更新待ってます! (2019年12月6日 21時) (レス) id: 0a249ceab0 (このIDを非表示/違反報告)
季生(プロフ) - うぇいさん» ありがとうございます…!!! (2019年12月6日 19時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
うぇい - す・き☆(・∀・)♭ (2019年12月5日 15時) (レス) id: 55820afc03 (このIDを非表示/違反報告)
季生(プロフ) - 白豹さん» ありがとうございます!受験は一応一段落してあとは課題のみなので、地道に更新がんばりますね! (2019年12月5日 12時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:季生 | 作成日時:2019年11月9日 14時