73 ページ48
『い、いえ、そういった訳ではなく……………、』
煉獄「では、なぜ面を外さないんだ?理由があるのなら、俺に分かるように、しっかりと教えてくれ。」
『ひぇ…………』
杏寿郎はニッコリ、と微笑んでそう言った。ちなみに目は一切笑っていない。むしろ若干据わっている気が………。
久しぶりに会って初めて元姉に見せる笑顔がそれとか本当私に恨みでもあるのかな?
宇髄「お、煉獄じゃねぇか!………なんだお前、真面目そうに見えて女を引っかけるようなやつだったのか?」
ひょい、と杏寿郎の後ろからいつものように気配を消して現れたのは宇髄だった。
煉獄「おぉ、音柱の確か………宇髄と言ったか!
いやなに、彼女が俺の探している女性に似ていたからつい声をかけてしまっただけだ!けして下心があったわけではない!」
さっきまでの表情はなんだったのか、いつもの調子に戻った杏寿郎。
宇髄「なんだ、地味な理由だな。………そうだ、胡蝶が新しい柱たちと友好を深めたいと言って、時間のあるときにそれぞれを誘って甘味処に行くことになったんだ。煉獄は今日の任務が無いんだろ?なら、ド派手に今から行こう!」
煉獄「は?……いや、俺は、まてっ、宇髄………!!」
一気にまくし立てて話した宇髄と一瞬目が合い、そのまま杏寿郎を引きずって離れていった。
『…………今度、宇髄にお礼の品をあげよう。』
976人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
季生(プロフ) - えのぐさん» コメントありがとうございます!瑠火さんから頂いた羽織は煉獄家を出る際に他の貰い物と一緒に置いて行ったので、夢主の手元にないです。分かりづらかったらごめんなさい! (2019年11月17日 22時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - 初めまして!夢主チート愛され…?好物でしかない…?好きです…(突然の告白)気になることがあるのですが、「時透兄弟と羽織」で夢主が羽織を着ないってあったんですけど、今世は鬼狩りの無印の17話で瑠火さんから羽織を貰ってなかったですか?今更ですいません… (2019年11月17日 21時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
季生(プロフ) - KANONさん» ありがとうございます!カッコいいと言ってもらえてよかったです!!夢主はもうすぐ目を覚ます予定です……!(小声) (2019年10月26日 15時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
KANON(プロフ) - 大好きです!!夢主ちゃん、カッコ良すぎです………///////早く目を覚ましてほしいな(涙) (2019年10月26日 12時) (レス) id: ed2b24d1e9 (このIDを非表示/違反報告)
季生(プロフ) - ふうさん» まさかのきづかれてた()煉獄さんきたら多分ひと悶着ありますね………(遠い目) (2019年10月26日 6時) (レス) id: bf68da9b36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:季生 | 作成日時:2019年10月24日 13時