【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り 其の弐

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あの地獄の柱合会議から一月────




『………あれ、あまね様？どこかへお出掛けになるんですか？』

今日はお館様から極秘任務を頼みたいと言われて産屋敷邸に来たんだけど、なぜかお館様の隣には出掛ける準備をしたあまね様。

ちなみに私とあまね様、それからご子息とご息女たちは時々いっしょにお茶をする仲だよ。

産屋敷家の人たちって普段は表情があまり変わらないけど、お菓子を食べてるときとかはすごい美味しそうに食べてくれるんだよねぇ。

お館様「今日Aに頼みたいのは、あまねの護衛なんだ。」

『………護衛？』

あまね「本当は一人でも構わなかったのですが………」

お館様「最近鬼の活動が活発になってきたから、念のためAに護衛を頼もうと思ったんだ。

本来、鬼殺隊士(子どもたち)を私たちのために使うことはしてはいけないんだが………」

『………あぁ私が前、″友達ならもっと頼れ″って言ったからですか？』

″お館様はいつも護衛をつけずに何でも自分だけで動こうとするから、せめて友人である私くらいは好きに使え″って感じのことを、前来たときにやんわりと伝えた………気がする。

意識して言ったことじゃないから、詳しくは覚えてないけど。

お館様「今回のことは私のわがままだ。もちろん、断ってくれても構わないよ。

…………どうかな？」

少し不安げに聞いてくるお館様。

『もちろん、受けますよ。

………私のお友達からの、初めてのお願い(わがまま)ですからね。』

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