【鬼滅の刃】前世は暗殺者、今世は鬼狩り 其の弐

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宇髄「あそこか……………！」

Aとカナエが上弦の弐と遭遇したという報せを聞いた後、宇髄としのぶは鴉の案内を頼りに急いで二人の元へと向かった。

しのぶ「……………あれは、？」

もうすぐ現場に着く………という直前で、しのぶが何かに気づいた。

宇髄「おい、どうし…………あれは、胡蝶か………！？」

その何かは、上弦の弐と戦っているはずの胡蝶カナエだった。

しのぶ「姉さんっ、姉さんしっかりして！！」

宇髄「何でここに胡蝶が……………。っ、まさか………！」

カナエ「…………しの、ぶ…………わたしは、いいから…………おねがい、Aさんを、……………っ！」









『ﾋｭｰｯ………………ﾋｭｰｯ……………』


…………呼吸が、しづらい。


童磨「すごいなぁ、まだ粘るのか！

いつの間にか女の方が消えてるけど、君が何かしたのかな？」


………カナエは無事に、童磨の感知できる範囲から出られたんだね。


『ﾋｭｰｯ…………………ﾋｭｰｯ…………………』

童磨「本当は女の方が食べたかったんだけどなぁ………。もうすぐ日が出ちゃうし、せめて君だけでも食べることにするよ。」


…………もし私がここで死んでしまったら、優しいカナエはきっと自分を恨んでしまう。


『ﾋｭｰ……………』


童磨はもうすぐ日の出だと言った。

なら、そこまで抗ってみせようじゃないか。




──【雲の呼吸】捌ノ型″入道雲″──









宇髄「……………………A、？」

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